発達の多様性について
「発達の多様性」とは、
人それぞれ異なる感じ方・考え方・行動のスタイルを、特性として受けとめ、尊重する考え方です。
例えば、自閉スペクトラム症(ASD)や注意欠如多動症(ADHD)なども、その人本来の個性の一部として捉えます。
本来であれば、社会の側がその多様性に応じた合理的配慮をし、誰もが無理なく過ごせる環境が整っていることが理想です。
しかし、現実には、そうした配慮が十分に行き届かず、生きづらさや誤解、困りごとが生じています。
また、診断までは及ばない方、いわゆる「グレーゾーン」にある方がひとりで悩みを抱え込んでいることも多いのではないでしょうか。
このような現実の中で、環境との折り合いをつける工夫や日常の困りごとへの対処法を一緒に考え、成功体験を積み重ねるこ支援を行っています。
そうした積み重ねを通して、生活のしづらさが徐々に軽減されていくことを目指します。
(当オフィスは医療機関ではないため、診断はできません)
困りごとの例
- 人間関係がうまくいかない。特に親しい人との関係でこじれる。
- 切り替えや予定変更に対応できず混乱してしまう
- 感覚の過敏さ(大きな音や強い光が苦手)
- 片付けや準備が苦手で、忘れ物やミスをしやすい。
- スケジュールがこなせない、予定の管理ができない。
- 雑談が苦手
ご家族、パートナーやお子さんがそのような特性があるのではないか、どのように接したらよいか、学校などにどう伝えたらよいかについてのご相談にも対応しています。
また、現在の環境は落ち着いているものの、過去に大変だった状況がご本人、ご家族の中で今も強く記憶に残り、緊張やつらさが持続している場合には、トラウマの影響があるかもしれません。ご家族の気持ちの安定がご本人様の気持ちの安定につながることもあります(参照:心の傷つき(トラウマ)について)
