心の傷つき(トラウマ)について
私たちは日々、さまざまな体験の中で心が傷つきます。
その傷が深く心身に継続的に悪影響が残り続けるような場合、それをトラウマと呼びます。
トラウマは思い出せるものばかりではありません。
受け入れられない体験や感情、感覚の一部(ときにはそのほとんど)を切り離したり、表面的に忘れることで自身を守ります。
しかし、身体の奥深くでは記憶されているため、過去の体験と似たような出来事や感覚が引き金(トリガー、リマインダー)となり、こころとからだに影響を与えます。
そのとき、過去の出来事そのものは思い出されず、自身を守るために切り離された感情、身体の感覚、考えなどだけで思い出されることも多く、ご自身が「今」抱えている生きづらさ、悩み、不調などと、「過去」のトラウマとの関係に気が付きにくいです。
その影響は、対人関係、恋愛・家族などの親しい関係、子育て、仕事、イライラ・不安などの気持ちの問題、原因不明の身体的な不快感や体調不良、生活習慣などにも表れます。
◎トラウマ焦点化療法
近年注目されているトラウマに特化した心理療法です。
トラウマに焦点を当てて今に影響を与えている「過去」を「過去」にすることで、現在やこれからの人生への影響を和らげていきます。
感じ方は人それぞれですが
「つらいことを思い出さない、気にならなくなった」
「自分が悪いとは思わなくなった」
「不安が減って生活しやすくなった」
「イライラが解消した」
「自分の気持ちに気がつけるようになった、言えるようになった」
「胸のもやもやが消えた」
など、変化を実感されています。
詳しくは技法についてをご参照ください。
トラウマについての詳細はこちらです。(現在構築中)
ご自身の心の傷が深い場合、ご覧になることで辛さがよみがえることがあります。ご注意ください。
