対人援助職の支援
心のつらさを抱える方が増えている今、その支援にあたる対人援助職の方々ご自身が、ストレスや疲労を抱えやすい状況にあります。
目の前の人の苦しみに真摯に向き合うほど、自分の気持ちや身体の声が後回しになってしまうことも少なくありません。
特に、つらさに懸命に耳を傾けたり、自身の力の及ばないことが続くと、支援者自身が心の傷を負う「二次的外傷(二次外傷性ストレス)」に悩まされることもあります。
共感し寄り添う姿勢はすばらしいですが、それが支援者自身の苦しみにつながってしまうこともあるのです。
また、丁寧に向き合ったからこそ思いがけない反応を引き出してしまうことで、支援者として孤立をしてしまう場合もあります。
こうした影響は、心身の不調やモチベーションの低下、支援者としての自信喪失につながることもあります。
良い支援を持続可能なものにするためには、定期的に立ち止まり、自身のこころとからだの状態を振り返り、整える時間ことが欠かせません。
また、
「こんなとき、どう対応すればよかったのだろう」
「感情が揺さぶられてつらい」
といった問いを抱えたときには、コンサルテーションの形でご相談いただくことも可能です。あなたの支援を一緒に整理し、より良くするお手伝いをします。
支援する人が安心して自分のことを語れる場は、とても大切です。ひとりで抱え込まずに、まずはお気軽にご相談ください。
