カウンセリングについて
カウンセリングについて
人に悩みを話すことに、迷いや緊張を感じますよね。私もそう感じます。
もし、あなたに少しでも気のゆるせる家族や友人がいるならば、話すことで、ほっとしたり、もう少し頑張ってみようと思えたことがあるかもしれません。話すことで心が少し軽くなったり、新しい視点が得られることもあります。
ただ、近しいからこそ話せないこともありますし、分かってもらえないと感じたり、相手に気を遣ってしまうこともあるでしょう。「どう思われるだろう…」 「迷惑かけたらどうしよう…」「軽く流されたらイヤだ…」
そんな思いから、ますます緊張してうまく話せなくなりますよね。
時には、「誰にでもあることだよ」「私なんて〇〇したら楽になったけど、どうしてしないの?」と言われてかえって傷ついたこともあると思います。

そんなときに、カウンセリングを思い出してみてください。
私たちは皆、小さくても幸せでいたいという願いを心のどこかに持っています。けれど、まわりの人たちがそれを当たり前のように手にしているように見えて、自分だけが取り残されたように感じていたり、気づかないうちに、その願いがあったことすら忘れてしまっているかもしれません。
そんな苦しみの中で何年も、何十年ももがいているのに、原因が分からない。自分だけが違う世界に居るような錯覚すら抱いているかもしれません。
また、原因がわかっていても、つらさが消えないこともあります。ある出来事をきっかけに、日常が変わってしまったと感じることもあるでしょう。

お一人お一人の悩みや苦しみは誰かと比較するものではありません。お話を真摯お聴きし、一緒に考え、必要に応じてご提案をさせていただきます。『こころ』と『からだ』のつながりと「今、ここ」を大切にし、過酷な状況の中で埋もれてしまったご自身の「リソース(強み)」「回復力」を取り戻していきます。
当オフィスのカウンセリングは、先人から学び、仲間との研鑽を重ね、多職種との協働をし、そして何よりも多くのご相談者様と出会い、回復をサポートとさせていただいた経験をもとに成り立っています。
カウンセリングを受けたことはある。でも「言われていることは分かる」「原因もわかっている」「考え方を変えるのは大事なのはわかるけど、すっきりしない」「知り合いは薬を飲んだら楽になったのに、私だけ…」と感じている方もいるかもしれません。
もう一度、ご自身の回復の道を歩みはじめてみませんか。
そのはじまりのお手伝いができたら嬉しく思います。
何のために通うの?
カウンセリングに通う理由は、人それぞれ異なります。そのことを考えていると、ふと「港」のイメージが浮かびました。
船がそれぞれの事情で「港」を訪れるように、カウンセリングの場もまた、使い方はさまざまです。
気が付いたら荒れた海にいて、傷つき、ぼろぼろになって必死にもがいてきたけど、もうどう進んでいいか分からない…そんなときは、「港」にしばらく留まり、しっかりとメンテナンスをしながら、少しずつ次の航海に向けて準備をする。そんな「港」使い方もあるでしょう。

深く傷ついているのは分かっているけど、目の前の目的をまず果たさないといけない時、応急処置をするために「港」に立ち寄ることもあります。
また、それなりに航海が上手くいっていても、心と身体を少し休めるための「休憩所」として、あるいは、これからどう航海するのかを見つめ直すための「地図」を手に入れるために「港」を使うこともあるでしょう。
カウンセリングを受ける理由に「正しい」はありません。
- なぜかは分からないけど、この辛さを何とかしたい。
- 長年抱えてき心の傷(トラウマ)を癒したい。今を生きたい。
- 今の困りごとを少しでも軽くしたい
- 日々のストレスで疲れしまった時の「休憩所」として使いたい
- とにかく、話をしたい
- 限られた時間と回数の中で少しでも楽になりたい
ご相談者様一人ひとりの状態やご希望に合わせた提案をしたいと思います。